生命保険の予定利率とは?
生命保険の予定利率とは、生命保険会社は集めた保険料を資産運用していますが、あらかじめ一定の運用収益を見込んで、その分保険料を割り引いています。その割引率のことを言います。
予定利率は現在1.5%程度で、バブルの崩壊やサブプライムローンによる損失などの影響か、平成初期の5.5%から大幅に下落しています。
保険料の割引率は昔に比べると低くなっているということが言えます。
昔の生命保険は解約しないほうが得だと言われているのはこのためです。しかし、現在の利率に関係なく当時の利率で運用しなければならない昔の保険は、保険会社に大きな負担を生じさせ、バブル崩壊後に破綻してしまった保険会社もありました。
一概に予定利率の高い生命保険を勧めることができない理由がここにあります。ですから予定利率の高い保険は転換すべきだと言われている理由もわかるのではないでしょうか?
破たんした後の生命保険は、生命保険契約者保護機構が責任準備金をある程度保障してくれますが、貯蓄分は減額もあり得ますから、財務状況などを格付けでしっかりとチェックしておいたほうが良いでしょう。
現在の予定利率は不景気の影響もあり、かなり低い水準ですが、これから上がるという保証もまったくありません。高利率の保険から転換するほどの利益が出ることは難しいと思います。
予定利率がある程度高利率になれば返戻金の金額も合わせると、昔の高利率の保険よりも上回る可能性もありますが、そこまでの景気上昇は今の経済状況を見ていると難しいでしょう。
破綻されるよりはマシですから、昔のお宝保険に加入している方は転換や解約をすることも念頭に入れておいたほうが良いでしょう。
