格付けは支払い能力の評価
保険金不払事件でもわかりましたが、保険会社を選ぶ基準となる重要な要素として、その会社の経営状況も加味しなければなりません。いくら手厚い保険に加入していたとしても、経営がうまくいっていなかったり、最悪破綻してしまっていは充分な保障など受けれるはずがありません。
最悪破綻してしまった場合、生命保険契約者保護機構によって責任準備金の90%が補償されますが、残りの10%分、保険金や入院給付金なども減額されてしまいます。
保険会社の支払い能力に関する格付けランキングを見て保険会社を選ぶ基準として考えるのも良いでしょう。
投資信託や国債などのように保険会社にも格付け機関による格付けが行われています。
格付け評価は、AAAやBBなどアルファベットや記号で表します。
スタンダード&プアーズやムーディーズが代表的な格付け機関として挙げられます。
参考までに、スタンダード&プアーズでは、AAA〜BBBまでが比較的安定した会社で、それよりも下のランクの会社は危険度が高いという区分をしています。
ですから、保険の見直しなどで保険会社を選ぶ際は、BBB以上の保険会社から選ぶようにすると、安全な会社だということが言えるでしょう。
もちろん格付け機関によって評価は分かれますが、それほど大きな違いはありません。
現在加入している保険会社の格付けが低いからと言ってすぐに破たんするわけではありません。ですが、保険会社の変更を判断したほうが得策ですし賢明でしょう。
注意すべき点は、この格付け機関による格付けは、あくまでも契約を履行する能力や支払い能力を評価したものであって、保険そのものの内容については一切判断していません。
なお、2008年8月15日付のスタンダード&プアーズによる格付けリストは以下のとおりです。
| アイエヌジー生命保険 | AA- | アクサ生命保険 | AA |
| アクサ フィナンシャル生命保険 | A+ | 朝日生命保険 | BB+ |
| アメリカンファミリー生命保険 | AA | アリコジャパン | AA+ |
| AIGエジソン生命保険 | AA+ | オリックス生命保険 | A- |
| ジブラルタ生命保険 | AA | 住友生命保険 | BBB+ |
| ソニー生命保険 | A+ | 損保ジャパンひまわり生命保険 | AA- |
| 第一生命保険 | A | 大同生命保険 | A |
| 太陽生命保険 | A | 東京海上日動あんしん生命保険 | AA |
| 日本生命保険 | AA- | ハートフォード生命保険 | AA- |
| 富国生命保険 | A- | プルデンシャル生命保険 | AA |
| マスミューチュアル生命保険 | AA | マニュライフ生命保険 | AAA |
| 三井住友海上きらめき生命保険 | AA | 三井住友海上メットライフ生命保険 | AA |
| 三井生命保険 | BBB- | 明治安田生命保険 | A- |
